ぎくん

ぎくん
I
ぎくん【戯訓】
万葉集などの義訓のうち, 特に遊戯的技巧的にあてはめられた訓。 戯書{(2)}に基づく訓。
II
ぎくん【義訓】
上代文献, 特に万葉集における用字法の一。 本来の訓によってではなく, 語の表す意味によって漢字をあてるもの。 「乍(ツツ)」のようにのちに正訓として固定したものもあるが, 「金(アキ)」「黄変(モミツ)」「数多(アマネシ)」など, 多くは個人的あるいはその場限りの用字である。 なお, 近世以降の「糸瓜(ヘチマ)」「煙草(タバコ)」, 明治以後の「阿兄(ニイサン)」「硝子(ビードロ)」なども一種の義訓である。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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